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コラムcolumn

自閉症の子ども達とのはじめての出会い

2024.9.18

私が初めて「自閉症」と診断されている子ども達と出会ったのは、大学の発達障害学科に入学した年でした。

その年に、大学の構内に新しく、発達障害の子供たちを受け入れるための建物が建てられて、そこで発達障害学科の先生方や先輩たちが、遊戯療法(プレイセラピー)や箱庭療法をされているのを見学させていただきました。

もちろん違う療法を指導されている先生方もいらっしゃいましたので、その見学もさせていただきましたが、私は自閉症の人たちの不思議に吸い込まれていきました。

ちょっと変わった動きや同じことを何度も繰り返して言っている様子や先輩たちが一生懸命関わっても目を合わせず、全くそれに関与しないかのような様子を見て、とても不思議に思いました。

不適切で不謹慎と思われるかもしれませんが、不思議に思ったんです。


この見学は短時間だったため、なぜそのようになっているのかを学んだのはそれから後でした。
私にとって、これは人生の中で、発達障害の人たちに出会った2度目の不思議でした。

この2度目の不思議が、やがて学ぶ意欲に変わり、私を自閉症の人と歩んでいく人生に導くことになるとはこの時全く思いませんでした。

不思議に思ったので、探究心が湧き、なぜなのかもっと学び知りたくなりました。
そこで後に師事することを許可いただいた、友久久雄先生の研究室にたくさんの自閉症の専門書があり私は1回生の頃から友久先生の研究室に行って、自閉症の本をお借りして読む。
そんな日をスタートし始め、自分の抱いた不思議が深い学びにつながっていったわけです。
どちらかと言うと、苦手な語学はほどほどになってしまいました。笑。

そしてはじめて発達障害のある人に出会った不思議については、またコラムにまとめたいと思います。そのはじめての不思議を17歳の夏に体験しなかったら、私は発達障害や特別支援教育に関わる仕事をしていなかったと思いますし、LD等通級指導教室担当教諭になることもなかったでしょうし、全く別の人生を歩んでいたように思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
昔を振り返ったりランダムにいろいろなことを発信します。
皆様の参考になり、ちょっとほっとしていただけるようなコラムになればと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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